「音楽のそばにいたい」
と思ったのがきっかけ
音楽は、小学校で金管バンド、中学高校で吹奏楽部に入り活動していました。大学進学の際も演奏家などの音楽家になりたいというよりも、「このまま音楽を続けたい」「一日中音楽のそばにいたい」という気持ちから芸術大学の演奏学科へ進みました。倉吉に戻ってからも縁があって、音楽の活動を続けられています。
地域の方の
「何かちょっとやりたい」に応えたい
BYホール*は、当時の社長の「地域に貢献するお店づくり」というモットーから誕生しました。商品を買うだけでなくて、スペースがあることで人と人の交流が生まれて活気が出ますし、地域の方が発信できる場所としても活用してもらいたいと考えています。現在は、ミニコンサートやライブ、ピアノや歌の練習、作品展示などさまざまな催しに適したちょうどいい場所として活用いただいています。
*BYホール…BYヨシダ(文具店/倉吉市)3階にあるホール。平成元年にオープン。
活動者をつなぐ寛容さと自然体の運営
吹奏楽団「打吹音楽倶楽部ブレーメン」の指揮は26年になります。市民バンドはメンバーが変わっていきますので、いつも、今このメンバーでできることをやろうと思ってやっています。倉吉に帰られた人や新たに移住された人にとっても、このバンドが音楽の好きな仲間と一緒に活動できる場として認識してもらえたらと思います。
倉吉天女音楽祭では、実行委員、演奏者としても参加していましたが、数年前より会長を務めさせていただいています。音楽祭は“お祭り”のような感じで、参加される方のほとんどが地元の方です。来場者に楽しんで観ていただけるように、毎年違うことをやっていきたいと四苦八苦しています。一昨年に10周年を迎えましたが、それまでは、音楽関係者ばかりが集まりがちでした。近年ではダンスなどの違うジャンルの方にも参加いただいています。参加される方は、出番がたったの5分でも全力でステージを盛り上げてくださいます。そのパワーに毎年励まされ、刺激を受けています。
市民バンドも音楽祭も力まず、家族に協力してもらいながら自然体でやっています。どちらも、若いメンバーがやってみたい事を自由にやれるような環境を作っていきたいと思います。