平成16年度から始まった「自由空間音楽会」も、今年の3月で50回目を迎えます。「劇場を街の広場に」「会館が県民にとってもっと身近な施設になること」を目的に、毎年約10回程度、とりぎん文化会館のフリースペースに特設舞台を作り、クラシックを中心とした無料のコンサートを重ねてきました。
ところで、アウトリーチという言葉をご存知でしょうか。普及活動という意味合いの言葉です。文化芸術でいえば、音楽家が、学校や病院などホール以外の場所に出張して演奏を行う活動を指します。「自由空間音楽会」もアウトリーチの1つです。普段ホールに足を運ばなければ聴くことのできないアーティスト達にホールから飛び出していただき、フリースペースという誰でも気軽に立ち寄ることのできる空間でコンサートを行う、という5年続いたこの事業も、これまでの来場者が6,877名(平成21年2月現在)と、多くの来館者の方々からご好評いただいており、とりぎん文化会館やクラシックを身近に感じていただけたのではと思います。
今年度を締めくくる50回目のコンサートは、3月15日、オーケストラと和楽器のスペシャルメニューで皆様をお待ちしております。どうぞお気軽にお越しください。 |