鳥取県民文化財団情報誌 アルテ
2009年1月
アルテとはスペイン語で「芸術・美術・技巧」などの意味で、英語では「アート」。アルテでは、県民文化会館をはじめ鳥取県内の文化施設のイベント情報を紹介しています。

キーワードは笑顔

とっとり人形劇連絡会

 十一月三十日(日)米子市児童文化センターを会場に、プロの人形劇「シローおじさん」をお招きして、地元アマチュアの人形劇、おはなし・紙芝居や大道芸などバラエティに富んだ九公演と、封筒人形や紙コップ人形の工作コーナーに延べ九九〇人もの参加をいただき、今年の”人形劇カーニバル“が無事終了しました。
 ご来場いただいた親子はもちろんのこと、人形劇の上演者、また、工作コーナーや司会など多くのスタッフも笑顔であふれていました。

第32回鳥取県川柳大会を終えて

実行委員長 門脇かずお

 去る十一月十六日(日)、米子コンベンションセンターに於いて「第三十二回鳥取県川柳大会」が開催されました。
 参加者は、一般の部が二〇〇名、ジュニアの部が二七〇名で、この参加数には主催者が一番驚きました。近年の全国的な川柳ブームと、昔からの鳥取県に根付いている川柳熱の相乗効果なのでしょうか。
 今年は大阪府や和歌山県を始め、合計七名の先生を選者としてお迎えし、会場はさながら全国大会のような雰囲気となりました。
 入選句の披講では、感心したり、大爆笑したり、涙したり・・・。個性ある川柳に酔わされっぱなしでした。
 川柳の素晴らしさを再確認できた大会となりました。

平成20年度鳥取オペラ協会公演事業実施報告

 去る、平成二十年十一月八日、倉吉未来中心小ホールに於いて、「イソップオペラ三部作」を二回公演しました。今回のオペラは、親と子どものための演目であり、親子連れが一五〇組も来場され、会場は二回とも満席となりました。観客からは、「シンプルな舞台装置ですが、企画、演出がしっかりして、舞台は見応えがありました。小さな子どももたくさん来場し、むずがることなく舞台に見入っていました。」とのお褒めの言葉もいただきました。


「北風と太陽」の一場面

鳥取音楽座

音楽日和Vol.10

 今年で十回目となる鳥取音楽座主催のメインイベント「音楽日和Vol・10〜ライブフェスティバル鳥取〜」が、十月十二日・十三日の二日間にわたってとりぎん文化会館小ホールで開催されました。一日目はフォーク・アコースティック部門とロック部門、二日目はジャズ部門とポップス・ファンク部門の計四ステージに二十三組総勢一五〇名の出演者が熱演を繰り広げました。観客数も過去最高の延べ六〇〇名、最終ステージでは観客も総立ちとなり会場全体がひとつになって盛り上がりました。
(文責 音楽日和コンサート実行委員長 池田実央)

民踊つどいを終えて

鳥取県民踊指導者連盟 会長 中島喜久江

 心配した空も時折青空を見せ、私達の発表会にエールを送ってくれているかのように思われた去る十一月三十日午後一時から、鳥取市民会館大ホールに於いて「民踊のつどい」を開催しました。
 他会場との行事と重なり入場者が少ないのでは、と心配しましたが、多くの方々にご来場いただき盛会に終了することが出来ました。
 「楽しい民踊」・「鳥取県の民踊」・「四季折々の民踊」と三部構成で発表しましたが、お客様から手拍子も頂き、演ずる者と心が一つになり、楽しい発表会となりました。
 全国各地に伝統芸能として継承されているすばらしい日本民踊をこれからも伝承し、普及・啓発に努めたいと思います。
 この発表会の開催にあたり、暖かいご支援・ご協力を賜りました関係の方々に、心よりお礼申し上げます。

鳥取県俳句大会終わる

 平成二十年度の第十三回鳥取県俳句大会が去る十一月三十日(日)正午より、鳥取市の「さざんか会館」で行われ、百二十名の参加者があった。
 大会は協会長の挨拶に続いて、事前応募句の「一般の部」「子ども俳句の部」の表彰、選者特選句の講評、当日句の互選および互選高得点者の表彰が行われた。
 大会は大勢の参加者を得て、緊張感のある中、和やかな雰囲気で終了した。

和太鼓ふるさとの響2008開催

 去る十月五日(日)米子市淀江文化センター「さなめホール」にて、「和太鼓ふるさとの響2008」を開催いたしました。雨模様にもかかわらず、たくさんのお客様にご来場いただきましたこと、厚くお礼申し上げます。連盟所属の六団体の子どもチーム・大人チームのほか、ゲストとして「淀江さんこ節保存会」の皆様をお迎えし、バリエーションに富んだステージとなりました。
 エンディング曲「わかとり」では演奏者が客席に飛び出し、お客様にも手拍子でご参加いただき、会場全体が一つになった感動が生まれ、冷めやらぬ余韻の中幕がおりました。

鳥取県陶芸

陶芸会 会長 安藤釉三

 鳥取市においては四年ぶりくらいになりました「第六回陶芸の集い」を十月三十一日〜十一月四日の五日間、とりぎん文化会館にて開催しました。県下で陶芸を楽しみながら造ってられる二二〇〜二三〇名の方々の出品で、中には今年から始めた方、もう二十年以上のキャリアの人、それぞれが力作を持ち寄って二五〇点程の展示となり、会場が少し狭く感じられました。
 期間中、毎日二回ずつの実演、体験ありで、会場内での陶芸談義に花が咲きました。
 来年は場所を倉吉に移して開催予定。今からまた、次を目指して作陶するぞ!!の声に頑張りを見ました。


ろくろの技に引き込まれる来場者

6回鳥取県民謡まつり

鳥取県民謡連合会 会長 佐藤松弘美

 当会では、去る十一月三十日(日)倉吉未来中心において「第六回鳥取県民謡まつり」を開催しました。
 賛助出演二団体を含め総勢十三団体、一五七名が出演し、日頃練習を重ねた郷土民謡を中心に唄・踊り二十六演目を披露しました。
 会場を埋めたたくさんのお客様からは、「楽しかった」「元気を貰った」「三味線・尺八・太鼓等、和楽器の生伴奏による民謡に感動した」等、喜びの声をたくさん戴きました。
 特に、地元倉吉の「高城牛追い唄」、嫁入り唄の「なごや」、そして子どもたちによる「せきがねさいとりさし」などでは、凝った演出に万雷の拍手を得ました。
 最後のフィナーレでは、当地倉吉の夏の風物詩となっている「みつぼし盆唄」を出演者全員と会場のお客様とで元気いっぱい唄いました。


出演者全員で「みつぼし盆唄」を唄う

初めての短歌フォーラム

鳥取県歌人会 副会長 北尾 勲

 第十三回鳥取県民短歌賞、第三十七回鳥取県短歌大会が十一月二日(日)、琴浦町の『まなびタウン』で開かれ、集まった人たちは終日、短歌づけとなった。
 三分科会に分かれての歌会、一般、児童・生徒両部門の県民短歌賞表彰式と、恒例の行事の後、今年初めて、「短歌フォーラム」を行った。新聞歌壇の年間優秀作を四選者が紹介。それらの作品の見どころ、ねらいを解りやすく説明するなど、参会者の関心を呼んだ。


「短歌フォーラム」の模様

第10回記念合同写真展終わる

鳥取県写真家連盟会長 沖    正

 平成二十年度県写連の合同写真展が、十二月四日から九日まで、米子市美術館で開催されました。期間中は盛会で多くの鑑賞者で賑わいました。
記念すべき第十回展は二十五団体、二百七十名の作品と訪韓団撮影の十四作品を展示し、特に今十回展では奨励賞を十名に贈呈しました。
 また、十二月七日には、米子市文化ホールで、写真家 森井禎紹氏(兵庫県三田市)による写真セミナーが行われ、七十二名が参加しました。
 終わりになりましたが、去る十一月六日、県写連は鳥取県教育委員会から平成二十年度の教育表彰(団体賞)を受賞しました。このことは、私たちの相互協力と努力の賜といっても過言でないと存じます。さらに研鑽を重ね、より一層充実した活動を行ってまいる所存であります。


米子市文化ホールにて

多彩な内容で好評

三流合同謡曲仕舞大会

 例年の素謡や連吟、仕舞の他、囃子も三番、昨年見送った狂言も上演、六時間に及ぶ久方ぶりに賑やかな番組となりました。
 残念ながら観客はあまり多かったと言えず、会員外は数十人に止まりました。
 しかし囃子が三番もあり、小鼓、大鼓、太鼓と賑やかな鳴物で楽しませた上、狂言も短いながらも本格的な装束で見栄えもして好評でした。今後も是非、続けたいと思っています。来年は中部、倉吉未来中心で開催予定です。


米子市文化ホールにて



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