作者のアメリカの現代作家ライル・ケスラーは、ニューヨークの病院で精神療法を必要とする患者のために演劇によるワークショップも行っており、社会的に弱い立場にある人々に温かい愛情の目を向け、味わい深い作品を多数書いています。本作品は1985年にシカゴで初演、ニューヨークのオフブロードウェイでも上演し、絶賛を浴びた作品です。
東京演劇集団 風では、1991年に初演。鑑賞された高校の先生から、「学校の現場で生徒や教師仲間に見せたい」という高い評価を得ました。そして、全国で高校など学校鑑賞公演を中心に上演され、その回数は800回を越えています。
劇中では、「他者に優しい言葉をかけ、触れることによって相手を元気づける」ということが、重要なメッセージになっています。複雑な現代社会では、なかなか気付きにくい本質を突いたこの作品は、人間関係のあり方を見直す上で一石を投じるといえるでしょう。
舞台は、孤児の兄弟が暮らすアパートの1室という設定のみ。そして登場人物は3人。大きな舞台転換や、派手な演出効果もありません。そのため、作品・脚本の出来、俳優の演技力が、観客にストレートに吟味されるのです。初演から17年間、練り上げられ、研ぎ澄まされたこの舞台は、きっとあなたの心に忘れかけていた懐かしい気持ちをよび起こすことでしょう。 2008.
12/7(日)
◆ 午後の部 開場14:30 開演15:00 終演(予定)17:15
◆ 午前の部 開場10:30 開演11:00 終演(予定)13:15
*途中休憩あり。
■会場 |
とりぎん文化会館 梨花ホール |
■チケット |
一般::3,000円(2,500円)
高校生以下・身障者〔介助者〕1,000円
※身障者の方は、購入時及び入場時に障害者手帳などをご提示ください。
※( )内は、財団友の会・団体10名以上料金
※未就学のお子様はご入場をご遠慮ください。
※当日500円増(一般のみ) |
お問合せ先:お問合せ先:とりぎん文化会館(0857)21-8700
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