鳥取県民文化財団情報誌 アルテ
2008年10月
アルテとはスペイン語で「芸術・美術・技巧」などの意味で、英語では「アート」。アルテでは、県民文化会館をはじめ鳥取県内の文化施設のイベント情報を紹介しています。

第6回鳥取県総合芸術文化祭
期間:平成20年9月13日(土)〜11月30日(日)
メイン事業 ロマン街道・とっとり−夢たぎる男たちの生きざま−制作快調!ロマン街道まっしぐら!!チケット好評発売中!「ロマン街道」の旅、よい席はお早めに…

本紙8月号で舞台の概要や演出家による見どころコメントをご紹介した「ロマン街道・とっとり−夢たぎる男たちの生きざま−」。
第一部音劇「夢のあと−因幡合戦記」、第二部鳥取池田家復曲能とも、演出家を中心とした各チームが総力を結集して、それぞれの「ロマン街道」を突き進んでいます。 8月からはいよいよ稽古もスタートし、制作も快調!!
今回は、舞台に出演する県内文化活動者の意気込みなどを御紹介し、読者の皆さまにも「ロマン街道」に足を踏み入れていただければと思います。

第一部 音劇「夢のあと−因幡合戦記−」

 悲運の鳥取城主・吉川経家公(1547−81)の、人間として己の役割を果たし、その責任を全うした生涯を中心に、時代に翻弄されながらも自らの信念を貫き、ロマンを追い求めた男たちの生きざまを、琵琶語り・音楽(邦楽・オーケストラ・合唱)・演劇・舞踊・映像など多様な表現ジャンルを絡ませた壮大な舞台である「音劇」という新しいスタイルで描きます。

第一章プロローグ「尼子再興」
不屈の精神で戦い抜いた山中鹿介の熱き思いと潰えた夢…
〜願わくば我に七難八苦を与え給え〜 (山中鹿介)
第二章「因幡攻め」
新たなリーダーとして望まれ、鳥取城に入城した吉川経家であったが…
〜武士(もののふ)の取伝へたる梓弓(あずさゆみ)かへるやもとの栖(すみか)なるらん〜 (経家辞世の句)
第三章エピローグ「炎の本能寺」
新たな国づくりに邁進する一人の天才・織田信長!

日時:11月29日(土)
   開場/午後2:30 開演/午後3:00 終演/午後4:30
会場:とりぎん文化会館梨 花ホール

主要出演者

指揮 
道谷増夫
演奏(招聘) 琵琶/岩佐鶴丈尺八/志村禅保
鼓/川島佑介 十七絃/石垣清美
演奏 箏・てまり会 鳥取市交響楽団
合唱 鳥取県合唱連盟
踊り 鮎の会
俳優 引田幹康、松本健一、麻吹一真、國岡純子、花木愛奈美、岡田海里、中川諒也、加藤浩史、西藤将人

プレイベント

吉川経家公年忌法要

日時: 10月25日(土)午後1時〜
会場: 久松山真教寺(鳥取市戎町)
内容: 吉川経家公の菩提寺で行われる年忌法要の中で音劇公演の一部を紹介します。
その他 要事前申込(入場無料)

公開稽古

日時: 11月9日(日)午後1時30分〜
会場: とりぎん文化会館
内容: 本番を間近に控え、熱のこもった稽古の一部を一般公開します。
その他 要事前申込(入場無料)

バックステージツアー

日時: 11月29日(土)午前10時〜
会場: とりぎん文化会館 梨花ホール
内容: 公演前の最終リハーサルの一部や美術セットを一般公開します。
その他 要事前申込(入場無料)

第一部音劇 「夢のあと−因幡合戦記−」箏・てまり会 菊弘瀬 恭子さん

 「音劇」って何?新しいスタイルの公演に、ちょっと戸惑ったり、興味津々だったりの私達です。
 私達は、「音」の一部分(和楽器・箏・十七絃)として参加するのですが、いろんな分野の音や動きが集まったり離れたり、混ざり合ったり反発したり・・・。
 何か今までと違った新しい世界が、私達の奏でる音を通して広がるのを楽しみにしています。でも現実は五線譜と悪戦苦闘の毎日です・・・。

チケット情報

券種 一般 75歳以上 大学生以下
前売り 前売り
SS席 2,500円(2,200円) 2,500円(2,200円)
S席 2,000円(1,800円) 1,000円 (900円)
A席 1,500円(1,300円)

第二部 鳥取池田家復曲能

 江戸時代、わずか14歳で家督を継ぎ、40年の長きにわたり鳥取藩を治めた三代藩主・池田吉泰公(1683−1739)は、鳥取城や江戸藩邸で盛んに能公演を催し、自らも演じたほか、八百面を数える能面を収集するほどの能楽愛好家でもありました。
 吉泰公の時代に演じられ、その後、諸事情により廃れてしまった曲の中から、当代一流の専門家の協力を得て、能一曲、狂言一曲を復曲することにより、吉泰公の見た夢を再現します。

復曲能「千引(ちびき)」(鳥取藩上演数6回)
千人がかりで引かなければ動きもせず、しばしば良民に仇をなす千引の石の石魂が村の貧しい娘に恋をした…
〜二世をかけたる木綿(ゆふ)だすき 綱手(つなで)もかろく引かうよ〜
復曲狂言「茄子(なすび)」(鳥取藩上演数9回)
寺の住持が秘蔵する茄子が毎日盗まれる。
住持は小僧たちを呼び出すが…

日時:11月30日(日)
   開場/午後2:00 開演/午後2:30 終演/午後5:15
会場:とりぎん文化会館梨花ホール

主要出演者

片山伸吾、浦田保親、味方健、村山弘、野村小三郎 ほか

プレイベント

池田家墓所燈籠会における仕舞の奉納

日時: 9月27日(土)午後6時〜
会場: 国史跡鳥取藩主池田家墓所(鳥取市国府町奥谷)
内容: 約270基の幻想的な燈籠灯の中、幽玄の名曲「松風」「融」の仕舞を奉納します。
その他 入場無料

池田吉泰公旧蔵の能面の展示

日時: 11月29日(土)・30日(日)
会場: とりぎん文化会館 梨花ホールホワイエ
内容: 池田吉泰公
旧蔵の小面(銘「度會(わたらえ)」)・大悪見を展示します。
その他 音劇公演、鳥取池田家復曲能公演の各開場時のみの展示となります。
(公演チケットをお持ちの方のみ鑑賞いただけます。)

第二部 鳥取池田家復曲能 鳥取県謡曲連合会 会長 田中  宏さん

 「音劇」って何?新しいスタイルの公演に、ちょっと戸惑ったり、興味津々だったりの私達です。
 私達は、「音」の一部分(和楽器・箏・十七絃)として参加するのですが、いろんな分野の音や動きが集まったり離れたり、混ざり合ったり反発したり・・・。
 何か今までと違った新しい世界が、私達の奏でる音を通して広がるのを楽しみにしています。でも現実は五線譜と悪戦苦闘の毎日です・・・。

チケット情報

券種 一般 75歳以上 大学生以下
前売り 前売り
特等席 4,500円(4,000円) 4,500円(4,000円)
一等席 4,000円(3,500円) 1,500円(1,000円)
二等席 3,000円(2,500円)
三等席 1,500円(1,000円)

※チケットはどちらも全席指定、( )内は団体10名以上料金 ※当日は各500円増 ※75歳以上もしくは大学生以下の席をお選びいただく場合、ご購入およびご入場の際に、免許証・保険証・学生証等の提示が必要となります。
セット値引きあり!
音劇「夢のあと−因幡合戦記−」および鳥取池田家復曲能の各公演前売り券を同時購入される場合、1セット(音劇1枚+復曲能1枚)につき、500円を値引きします!(ただし団体10名以上料金が適用される場合を除きます。)

問合せ先:鳥取県文化振興財団 0857-21-8700
プレイガイド:【東部】とりぎん文化会館、鳥取大丸、トスク本店【中部】倉吉未来中心【西部】米子コンベンションセンター

西部地区事業 いつもの「まち」で「文化」する!

 誰でも気軽に参加でき、文化を楽しめる体験型のイベントやサークルなどによる発表会など活気あふれるステージをお楽しみください!

 
開催日・会場 米子コンベンションセンター
国際会議室 エントランス
11月1日(土) 10:00〜16:00 ・煎茶サロン
・抹茶体験
・煎茶道体験
10:00〜16:00
・大和撫子計画
(着物の着付けと展示)
・布小物、リース
・フラワーアレンジ
・アナログギャラリー
13:00〜17:00 ・サーフボード展示
11月2日(日) 13:00〜17:00 ・Live paper story
・太極拳
・新舞踊(うたと踊り)
・ゴスペルコンサート
  &ワークショップ
・Concert III 2008
10:00〜16:00 ・ワクワク手作り体験
・大和撫子計画
・フラワーアレンジ
・アナログギャラリー
13:00〜17:00 ・サーフボード展示
11月3日(月・祝) 10:00〜13:00 ・生涯現役
(簡単な運動とエアロビクス)
・ドラムとダンスの
  コラボレーション
・新舞踊
・ミニ・ミュージカル
・和太鼓演奏
10:00〜16:00 ・ワクワク手作り体験
・大和撫子計画
・エッグデコレーション
・フラワーアレンジ
13:00〜16:00 ・サーフボード展示
県民企画アートチャレンジ事業
 地域で活動するアーティストが、自らの企画力や運営力を養いながら、県民の皆さんに魅力的な芸術文化の鑑賞機会を提供する事業です。


問合せ先:鳥取県総合芸術文化祭実行委員会事務局(鳥取県文化観光局文化政策課内)


| 目次にもどる| バックナンバー|

| 県民文化会館ホームページTOP | 鳥取県立倉吉未来中心ホームページTOP | 鳥取県文化振興財団ホームページTOP |

鳥取県総合芸術文化祭ホームページ