魅力的なキャラクター“座敷わらし”
“座敷わらし”とは、東北地方に伝わる子供の精霊のこと。度重なる飢饉により「間引き」を受けた赤ん坊の霊であるわらしはまさに時代の犠牲者。しかし決して悪行は働かず、友達のいない子供を助けるという心優しき精霊なのです。
劇中では5人の魅力的な座敷わらし達が登場。ユタを厳しくも温かく見守ります。
日本の文化の美しさが描かれる舞台
東北の農村が舞台となる本作品では、台詞に岩手県二戸近辺の方言を使用。美しく柔らかい響きを持ち、それ自体がまるで音楽のような印象。また舞台上には、古き日本の姿を感じ取れる装置が広がります。これら日本文化の美しさが描かれた演出や舞台づくりにも注目です。
“レーザー光線”“フライング”…スペクタクルな舞台機構
座敷わらし達が現実世界に登場するシーンでは、レーザー光線を使用して幻想的な雰囲気を演出。さらにわらし達が空中を飛び回る場面では、“フライング”の第一人者ピーター・フォイ氏の技術を導入。舞台空間いっぱいに飛び、舞う座敷わらしの姿は観る者を釘付けにします。
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