八賢士にちなんだ書や和紙人形、昔懐かしい風景を紹介した写真の展示、市民100人が願いを絵馬に書いた「吉兆絵馬堂」、陶芸や倉吉絣の体験教室、アトリウムでの吟詠剣詩舞の披露や朗読会、ミニコンサートなど、盛りだくさんの催しが行われた中部地区。
なかでも、メイン事業として上演した、オリジナル舞台作品『倉吉・ダブルストーリー〜淀屋と八賢士の世界〜』は、中部地区にゆかりの深い「淀屋」と「里見八賢士」を題材に、地元の高校生をはじめ文化芸術活動に携わる人々とプロとの『響演』となりました。
幕府につぶされた淀屋が再興を果たすまでの物語を、立体的な講談と和楽器による演奏で観客を物語に引き込んだ「淀屋の世界」。そして、倉吉の地で最後を遂げた里見忠義と八賢士たちの物語を、オーケストラによる演奏と役者によるリーディングで紡ぎだした「八賢士の世界」。舞台の幕が降りると、拍手がいつまでも鳴り響き、会場全体が大きな感動に包まれました。
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