私にとって、「浪曲」というのは、お正月におじいさん、おばあさんがテレビ、ラジオで楽しんでいるという印象でしかなく、何の興味も持つことはありませんでした。
どんなものだろうと半信半疑で、この春、東京で国本さんのステージを体験しました。“こんなに声を出して笑った”コンサート(!)は初めてでした。迫力ある熱演で、特に人情ものでは、演者1人によって作り上げられた世界に吸い込まれていくのです。素晴らしいパフォーマンスというのは、観客の想像力を広げ豊かにする、爽やかで味わい深い“マジック”なのだと納得しました。
実際に体験していただき、ぜひ心の底に埋もれている自分の新たなる感性を発見してください。
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