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「淀屋」と「八賢士」の二つの世界、姿を現す! |
8月号の本紙で概要を紹介した「倉吉・ダブルストーリー〜淀屋と八賢士の世界〜」。
演出家の石上瑠美子さん、門脇大輔さんを中心とした各チームが総力を結集して、それぞれの「世界」を構築しています。
9月からはキャストによる本読み、稽古が本格的に始まり、現在「言葉」と「音」によるコラボレーションにチャレンジしているところです。
今回は、美術家、音楽監督など舞台関係者のコメントを通じて、二つの「世界」の一部を読者の皆さまに垣間見ていただきたいと思います。
現在チケット好評発売中。県内の文化活動者とプロの舞台人が創造する新しい「世界」、皆さまの参加をお待ちしています!
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開催日 平成19年11月11日(日)
開場/14時30分 第1部開演/15時
第2部開演/16時40分(予定) 終演/18時(予定)
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会 場 倉吉未来中心 大ホール
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第1部
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「淀屋の世界−淀屋再興物語−」(1時間20分)(予定)
闕所の憂き目に遭いながら、倉吉を拠点に復活した「淀屋」の物語を「和」の世界で表現します。
(講談による語り+和楽器による演奏)
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第2部
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「八賢士の世界−伯州里見八賢士物語−」(1時間20分)(予定)
再興を期しながら、配流の地倉吉で没した里見忠義と「八賢士」の思いを「洋」の世界で表現します。
(オーケストラによる演奏+役者によるリーディング)
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公開稽古
日時/10月6日(土)14時〜15時(「八賢士の世界」)
8日(月・祝) 同 (「淀屋の世界」)
会場/倉吉未来中心 小ホール(予定)
内容/稽古の一部を一般公開します。
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バックステージツアー
日時/11月10日(土)11時〜12時
会場/倉吉未来中心 大ホール
内容/公演前の最終リハーサルの一部や美術セットを
一般公開するとともに、舞台機構の概要を説明します。
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【お問い合わせ】倉吉未来中心 TEL0858−23−5391
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倉吉・ダブルストーリー『淀屋の世界』、『八賢士の世界』、ともに巨大な権力に翻弄された人間の成功と挫折を、スケールの大きな舞台絵巻として表現しました。無限に広がる宇宙の中に秘められた人間の生涯を表現出来たら、という思いでデザインしたものです。見どころは音楽とともに繰り広げられるスケールの大きな舞台です。
今後このような企画が鳥取県外にも広がれば素晴らしいと思います。舞台芸術の世界も国際化がますます盛んになっています。日本にとどまらず鳥取から世界に発信できる機会がそう遠い先ではないことを願っています。
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「日本語を、声に出して読む」という日本伝統の話芸である講談の手法は、日本語という言葉の持つ情感を伝え、心と心が通じ合える表現方法です。今回「淀屋の世界」をより立体的な講談仕立てで上演することは、これまで知らなかった「淀屋」への理解が増し、愛おしさが募り、倉吉の街の活性化に繋がることと思います。地元の資源を掘り起こし、表現して倉吉から発信することが、文化の“地産地消”ではないでしょうか。
倉吉にはまだまだ埋もれてしまった歴史・文化が数多くあります。ともに発掘し、ともに表現していこうではありませんか。
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ひとつの楽曲の演奏ではなく、講談による語りの合間に音を挿入する舞台音楽として先導役を務めます。華やかに、滑稽に、ドラマチックに、和楽器が生き生きとうたい、語りに厚みを持たせ、舞台全体を支える表現豊かな音づくりを目指しています。
それぞれの楽器に独創性を持たせることで、和楽器の音色がストーリーを彩り、場面の雰囲気を更に盛り上げていければと考えています。語りと音の絶妙なコンビネーションをお楽しみください。
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門脇大輔さん 「八賢士の世界」演出・音楽監督・演奏 |
里見忠義の人生…それはあまりにもせつなく、そして清らかだ。その里見忠義の「哀しみ」を、また鳥取県で忠義が心に刻んだその「誓い」を、ドラマリーディングを行う役者は「言葉」で、そして僕たちミュージシャンは「音」で、ストレートに表現する。表現の形は違えど、思いは同じ。作曲を進め、そして稽古を重ねるうちに、何かひとつ「心」が一緒であれば、表現方法なんて関係ないことがよくわかった。今回この舞台で、里見忠義の人生を感じるとともに、今まで観ることの出来なかった総合芸術とも言うべき大きな世界を身体全体で感じてほしい!!
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倉吉東高校オーケストラ部有志 「八賢士の世界」演奏 |
普段オーケストラ部として活動していますが、今回は東高OBのヴァイオリニスト門脇大輔さんと共演するということで、弦楽器をやっている私たちが参加させていただくことになりました。私たちの大半は高校に入ってから弦楽器を始めていますが、今回のように貴重な経験ができることを部員一同とてもうれしく思っています。門脇さんとの共演を通して、音楽の楽しさを実感できたらいいと思います。また、尊敬できる先輩がいらっしゃることに誇りを持って演奏していきたいと思います。
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