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宮川さんはこどもの頃、どのような環境の下で、芸術(音楽)と係わっていかれたのですか?
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こどもの頃は、音楽家の家族の中で育ちましたので、その点は一般の家庭とは環境が違ったかもしれません。3歳の時にピアノを習いたいと言って習うようになったらしいのですが、レッスンがイヤでイヤで逃げ回っていた事しか覚えていません。芸術と言えるのかはわかりませんが、音楽との係わりは皆さんと変わりないと思います。 |
こども達に対して音楽をとおして豊かな心を育ませる為には、どうすればよいのでしょうか?また、どのような環境を整えてあげればよいのでしょうか? |
芸術を体験させ、こども達に豊かな心を育ませる為には、まず、その環境を整える大人が芸術(音楽)の本質を理解して、こどもにとって芸術(音楽)がなぜ必要なのかを充分理解する必要があると思います。私達のコンサートでも、こども達に音楽を聴かせようと訪れてくれるお客様が沢山いますが、こどもはそのコンサートの鑑賞の仕方で大人(親)に対して疑問を抱きます。芸術が人に与えるものの本質をわからずに、ただ音楽は良いからという理由でこどもに鑑賞させるのでは、強要にしかすぎないということです。「自分はよくわからないけど、こどもには体験させておこう」ではなく、親が積極的に芸術(音楽)を理解し、何が良いのかを見極めて、こども達に体験させていくべきではないでしょうか。
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昨年鳥取県出身のアーティストと共演されていかがでしたか?
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鳥取県だからこうだという印象は、特にはありません。 演奏技術もプレイもレベルが高く、若いパワーで楽しく公演できたと思っています。今年は、「第九」の為に合唱の皆さんが加わるという事を聞いていますので、今から楽しみにしています。
[協力 : 鳥取県民による第九鳥取公演実行委員会]
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最後に今回の公演の主役でもあるベートーヴェンについて、宮川さんの印象をお聞かせ下さい。 |
音楽に対してあれほどまでに突き詰めて生涯をとおしたという点では、尊敬する人です。自分には、そこまで音楽を追求することはできないでしょうね。
彼が演奏した曲を自分自身で聴く事ができないわけですよね。自分であれば、出来上がった作品を聴く楽しみや、公演して評価として頂く観客の拍手が次の作曲活動につながるわけですが、その楽しみも実感できないのに、彼は作曲を続け作品を送り出してきたのですから、常人にはない何かを持っていたのでしょうね。ベートーヴェンが天才といわれる由来はそこにあるのかも知れませんね。 |
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